ベルリンと行者ニンニク
早春は野生の行者ニンニクの季節です。毎年、私はグリーニッケ宮殿公園で野生のニンニクを採取し、長いウオーキングも兼ねます。今でもこのグリーニッケ橋を訪れるとベルリン壁崩壊を思い出します。1989年11月10日、古いトヨタ・スターレットで早朝にグリエニッケ橋に向かいました。私は人々を助けたかったのです。MorgenpostとTagesspiegelは、西ベルリンの都市地図を印刷し、用意してありました。Caritasか他の組織がミカンやチョコレートを提供して私も一緒に配布しました。人々は橋を渡ってどんどんやってきます。喜びのあまり涙を流していました。私もつい涙が頬を伝ってきました。名前も知らない人同士が握手したり、抱き合ったりしていました。忘れられない光景です。ピアノ曲「Berlinisches Tagebuch」は、その時の興奮を日記に書き留め、それを音にしました。
