12人作曲家が描く12シーン 〜 オペラ「オーバータチ」
室内オペラ「オーバータチ」は12人作曲家による共同作品です。 デンマークの造形アーチスト、オーバータチ(1894-1985)は精神病院の患者でありながらも素晴らしい作品を残しました。デンマークのアールフースに彼のための美術館も建てられました。プーマ、花々、蝶々にも変態し、昔の中国にも住んだと考えていました。彼の理想像は女性であり2回も自ら性転換を試みました。そうして63歳にしてやっと彼の希望は実現されました。このオペラはこの非現実的な人物のオマージュです。重度のシツォフレニーにもかかわらず、世界に対する愛情を示そうとして芸術品を制作し続けたのです。台本はタニヤ・ランガーです。私は12場の中の一つだけを作曲したのですが、前の場面、そしてその後の場面にどのような音楽が来るのか初演まで知りません。まあなんという実験工房でしょう。
「プーマのメタモルフォーゼ」〜オペラ「オーバータチ」から、世界初演
2017年1月11日と12日開演20時
シュターツオーパー・ベルクシュタット
Bismarckstr. 110, 10625 Berlin
トルビョン・ビジョルソンBr.,クラウディア・ヘール、ラミーナ・アブドラツァーデ Sp.,アレクサンドロス・ジョバノス、パーカッション、演出:ディルク・ギルシク