弦楽四重奏曲第4番 ウィーン初演
シーズンのスタートとして、ウィーンで重要なコンサートがあります。弦楽四重奏曲 第3番「Nachtstaub」(日本語訳「夜のちり」)と第4番「沈黙の音楽」です。どちらの作品もウィーンは初めてです。第4番「沈黙の音楽」は、もともと演劇「ジョン・ラーベ」の間奏曲として意図されていましたが、今回は独立した作品として初演されます。第3番「Nachtstaub」は、ザルツブルグの近くの村オットナングにあるトーマス・ベルンハルト・ハウスで書き始めました。もしかしたら、オーストリアの雰囲気を感じさせるかもしれません。その反対に第4番はジョン・ラーベを取り巻くさまざまな人物と場面のキャラクターの混合体です。
スイスの弦楽四重奏団「Kubus Kollektiv」が初演を担当してくれることを、とても嬉しく思います。